バイクの歴史

現在のバイクと同じ内燃機関を登載したバイクの原型は、1885年にドイツのダイムラー社によって作られました。
その後、バイクはヨーロッパ各国やアメリカなどに広がり、アメリカのハーレーダビッドソン社などの手によってバイクの完成度が高められて行きました。
バイクが誕生した初期の頃、そのバイクの機動性に眼を付けて大量に使用したのが軍隊です。
軍隊が主に行動する場所というのは道路が整備された市街地ではなく、郊外のろくに道路も無い様な荒地です。
バイクは砲弾で破壊された道路でも、又、場合によっては道の無い荒地でも構わず走行する事が出来ますので、偵察に使用したり、サイドカーを付けて指揮官が部隊間を移動する時などに、大変便利な乗り物として重宝されました。
もちろん軍隊だけでなく民間でも小回りが利く上に、自動車と変わらないスピードで移動出来るバイクは、仕事やツーリングなど様々な分野で利用が広がりました。
この様に利用が広がった事でバイクはエンジンや車体、タイヤなどの改良が進み、世界中で多くの人に愛される乗り物になりましたが、その後四輪車が普及して価格も下がって来ると、バイクはビジネスなどに使われる実用車の座を四輪車に譲り、どちらかと言えば趣味の乗り物になりました。
バイクが日本に初めて登場したのは、明治時代に輸入されたバイクが日本の港に荷揚げされたのが最初です。
その後大正から昭和の初期にかけての日本のバイクは全て輸入品で、アメリカやヨーロッパのバイクメーカーから様々なオートバイが輸入されましたが、当時の日本人の平均収入からするとバイクは非常に高価な乗り物でした。
ですからその頃のバイクは一般庶民の乗り物ではなく、一部の金持の趣味の乗り物として利用されていました。
日本でのバイクの生産も明治時代に始まりましたが、技術的にレベルが低く生産台数も少なかったので、戦前までは国産のバイクはあまり普及しませんでした。
しかし戦後になると戦時中は航空機を作っていた工場や、そこで働く技術者達が航空機の開発、生産を禁止された為、不要になった航空機用の資材を転用してバイクの生産を始めました。
その言わば窮余の策のバイクの生産が、やがて日本が世界最先端のオートバイの生産国になる礎となって現在に至っています。
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